Ferrariが1989年に発表したV8"スモール"Ferrari。エンジンは328から進化して3.4リッターとなり、当時の主力だったTESTAROSSAに似た意匠のFerrariである。残念ながら当初より評判は芳しくなく、真っ直ぐに走らないなど散々な言われようだったが、この世代よりF1 challengeが設定され、ワンメイクレースも行われた。NSXが目標としたのもこの348。ベンチマークにしたのは良いが、当の348自体の評価がイマイチだっただけに追いついても...という気もした。クローズドのtb、タルガトップのts以外にフルオープンのスパイダーが設定されたのもこのモデルからである。
2014HMEに向けて制作した1台。だが、当のHMEには日程が合わず、また完成もできずで参戦できず、なんとも意味なく余ってしまった1台でもある。過去にも一度作ったことのあるモデルであるが、今回はドアのフィン部分の接続に手を入れてみた。段差を埋めるためにパテ盛り、削り、を繰り返し、なんとか気の済む形に。ついでにクリアーパーツのドアウインドウを切り飛ばし、ともかくオープンっぽく見えるように留意した。まあ、他にtbのキットもあるので出来ることではあるが。それにしても、348を作るならFUJIMIよりもHASEGAWAだな、と思った1台でもある。