2003年より不振にあえいでいたSuperGT、HONDA陣営が長い苦悩の末に送り出した2005年後期型NSX。どつぼにはまったターボエンジンを止め、NAにしたことでパフォーマンスは向上し、トップ争いの出来る車に仕上がった。#8 ARTA NSXはHONDAの旗艦としての活躍を見せ、マレーシアGPではポールポジションを取るなど、HONDAのトップをひた走る。一方で「速いが強くない」というNSX本来の悪い癖も引き継ぎ、2005、2006年のタイトルは取れずじまい。2007年にやっとタイトルを奪取。2000年以来のタイトルとなった。
TAMIYAが久しぶりに発表したSuperGTのNSX。抑揚の効いたボディと精巧さはさすがTAMIYAと思わせる。が、一方で複雑な構成は「塗装が先か、組み立てが先か」迷う部分を随所に作り出し、面倒くさいモデルでもある。ボディ下回りの構成はTAMIYA得意のダイキャスト製。輸送や組み立てを考えると正直迷惑だが、それも仕方のないご時世なのだろうか？エンジンレスのモデルのため、側以外はほとんど何もないモデルと言っても過言ではない。2005年後期型のNSXは4種全てが発売になったので、他のモデルも組んでみたいと思うところである。