1998年に911GT1で優勝して以来、LeMans復帰を狙って計画されたPorscheのレースマシン。その計画が急遽中止された理由は分からないが、LeMansに出られなくなったマシンは、世界最速のロードゴーイングマシンとして生まれ変わった。2000年に発表されたショーモデルは、ほぼそのままの形で2003年に市販された。最高速度320Km/h、0-100km/h4秒、という究極のマシンとなったが、それ以上にイチローの愛車であるということがとても重要なことである。
TAMIYAの発売したスーパーカー。Carrera GT、ENZO FERRARI、Mercedes-Benz SLRと、この時期に発表されたスーパーマシンはすべてTAMIYAから発売され、今のやる気のない状況とはずいぶんと違う良かった時代のTAMIYAのキットである。キットの出来も、どう作っても格好良く出来上がる素晴らしいもので(つまらない、といわれると反論の余地はないが...)、ほとんど工夫らしい工夫をしなくてもこれだけの出来になる、という良いキットである。エッチングパーツを投入し、とにもかくにもやるだけやった、といった感じのモデルである。これでもう少し安かったらなぁ...という気もするが、まあ模型が大人のおもちゃとなった今となっては、この金額もやむを得まい。