2004年に360の後継車としてデビュー。その中でもワンメイク用に作られたF430 CHALLENGEは2005年にデビューしている。基本的にエンジンなどは市販のF430と同様であり、若干の部分をレース用に修正したに過ぎない。さまざまなチームから参戦したF430の中でもヨーロッパチャンピオンということになっているが...だいたい、何年のチャンピオンかも分からず、当然実車も見たことがない。
近年のFUJIMIは過去の駄作っぷりを覆すような傑作キットを多数販売し、特にFerrariシリーズの秀逸さは、それまでほとんど作ってくれなかったTAMIYAに対する不満を解消するのに最適なキットといえるだろう。F430については、このヨーロッパチャンピオン仕様以外にも、プレゼンテーション仕様、セナ仕様など多数が発売されており、作り比べてみたくなるキットでもある。スタイリングもかなり良い出来で、TAMIYAの360と比べても遜色無い。今回は箱絵が気に入っての製作となったが、唯一のこだわりは、ボディカラーの赤。とにかく朱色っぽくない、深紅にしたくてマルーンにて塗装。一応は思っていたような色となった。