1993年の東京モーターショーに参考出品された超前衛的SUVコンセプトを、ほぼそのまま(でもないが)作り上げたスペシャルティSUV。こんな不思議な車、先にも後にもこれ1台という変わり種である。モーターショーでは話題となり人気も上々だったので市販化されたが、そもそも2ドアのSUV、しかもなんとも言えない未来的なスタイリングの車が爆発的なヒット商品になるはずもなく、ただし一部のファンからは絶大的な人気を誇る。国内では約1,700台が市販され、最終期には25色ものボディカラーを誇るカルトな車でもある。
TAMIYAから発売されたキット。ミニ四駆用のボディから派生したキットと考える向きもなくはない。ある意味TAMIYAらしい選択ではあるが、今のTAMIYAからは絶対に発売されないであろうキットでもある。スポット生産品ではあるが、結構残っているところを見るとなかなか理解され難い車でもあるらしい。単純に組み立てても面白く無いので、思い切って蛍光ピンクで塗装。型破りなSUVには型破りな色を、ということで2013HMEのクラブのお題でもあった「スーパーカー」に見立ててみた(もっとも、これがスーパーカーなのか？という審議対象になったが)。色々書いたが主宰としては非常に好きな車の1台であり、アルシオーネSVXやセラ同様、日本に数少ないカルトカー(褒めてます)としてリスペクトしている。
※HME2013出展作品