F Naoyuki Factory - Stuido - PORSCHE 911GT1Evo 1997year Le Mans #25

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PORSCHE 911GT1Evo 1997year Le Mans #25(1/24:UT Models)

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■ 2003/05/15 ■

完成完成

予告通り、今回でPORSCHEは完成です。残っていた翼端板とワイパーを取り付けて仕上がり。翼端板は0.5mmのブラ板からの切り出しです。キットに入っていた翼端板のパーツは厚さが0.8mmくらいあったので、当初プラ板を重ねるつもりだったのですが、0.5mmの1枚で十分に見えたのでそのままとしました。デカールを貼り付けた後、クリアを吹いて研ぎだしたのですが、なぜかクリアが赤くなってしまい、作業はそこまでとしました。ブラシの洗浄が不十分だったかな?

結局、PORSCHEはこんな形で完成となりました。1月に着手したものの、ペースが上がってきたのは2月に入ってから。工房初の海外キットでしたが、特に問題となったところもありませんでした。これも元のキットがなかなか緻密に作られていたためでしょう。大幅な改造をした部分はなし。そこそこ良い具合に出来上がったと思っています。

工房の次のお題は"FERRARI"です。もう取り掛かっていますが3台同時進行という大技ですが、こうでもしないとHMEに間に合いそうにありません。さて、今度も頑張ります。

PORSCHE 911GT1Evo 1997year Le Mans #25のガレージへ

■ 2003/04/26 ■

これこそPORSCHEの顔結構苦心のブレーキ冷却系

911GT1は終盤に来て怒涛の更新です。残るは細かいものばかりなのですが、それだけに手間が掛かるのも事実。まずはライト周りです。1997年の911GT1は996/986(Boxter)型と呼ばれる911と同じ顔つきです。特徴としてはボディラインと一体になったライトカバーが上げられますが、模型でもそのあたりはちゃんと表現されています。ライトの内側は別パーツになっておりカウルには大きな穴があいていますので、表側からライトカバーを仮止めし、裏側から流し込み接着剤で接着します。表側に染み出すほど接着剤をつけてはダメです。ライト本体ののパーツは黒鉄色で塗装。奥まったところのみ銀です。これにライトのパーツを付けてライト本体も完成。これをまた裏側から接着すれば996/986(Boxter)型の顔になります。

ボディパーツもかなり仕上がってきたのでアンダートレイに取り付けて、これに付随する冷却系パーツを取り付けます。リア側ですが、ドア横のダクトからホースが伸びてブレーキへ...のはずがあまりにごちゃごちゃしていて、取り付け不可能です。さらに長さも足りないような...。やむをえないのでオレンジ色のパーツ(ブレーキ側に出ているパーツ)とダクトからのホース部をバラバラにし、それらしい角度で固定。本当はくっつくはずですが、どう頑張っても無理だったのでそのままです。フロント側のブレーキ冷却系も長さがいまいち合わないので、ブレーキ側に無理やり接着。多少隙間がありますが良しとしました。あとはボディの小さなパーツを付ければボディは完成です。

先日の製作記の中で取り上げた、リアウイングの翼端板ですが作り直すことにしました。どう頑張ってもデカールが貼り切れないという問題が残り、まだLM2の〆切まで時間があるということ、プラ板を切って穴を開ければ済むという簡単な工作だということ(なのかなぁ...)でちょっとだけ加工です。それ以外の部分はほぼ完成なので次回をもって911GT1の製作記は終了の予定です。

■ 2003/04/22 ■

素っ気ないリアウイング

たった2回の更新で4月は終わりませんよ。なんだかんだ言いつつ、911GT1の製作も大詰めに入ってきています。塗装が遅れていたリアウイング上面のクリアを負えて研ぎ出し、取り付けです。ウイングの脚はウイング自体に溝が入っているので、まず曲がることはないと思いつつ、仮組みしてみるとやはり若干の寸法差ではまらず(とはいえ、予想通りなので今更焦らない)。ヤスリで当たって調整しながら取り付けて完了です。ウイングの翼端板ですが、サイズが小さいようなのでどうするか考え中。あまり時間はないのですけどね。これでボディの後ろ半分はほぼ完成。ライト周りと室内をいじって、最後に組み合わせれば完成...ですが、まだちょっと掛かりそうですね。

■ 2003/04/20 ■

小物を片付ける

この調子だと4月の更新はたった2回になりそう...進んでないですね。でも、実は結構進んでいたりして。ボディを磨く一方で苦手な小物を一気に片付けます。PORSCHEはエンジンが後ろなのでフロント周りは燃料タンクやらなにやらでいっぱいです。それらを吹いて取り付け。タワーバーやらなにやら、無理やり押し込みます。前にも書きましたが、UT Modelsの模型は極微妙にパーツがずれているので、ちょっと削らないとパーツが入らなかったりすることがあります。十分仮組みをしないと...痛い目に会います。ついでに窓をはめます。普通、TAMIYA他のキットでは窓はボディの室内側から付けることが多いのですが、このキットは外側から取り付け。ガイドがあるので付けるのは楽ですが、流し込みの接着剤をつける場所がなくて困ります。窓の上辺から流し込んで、一部塗装が解けてしまった部分は青い"PORSCHE"の鉢巻でごまかしてます。

■ 2003/04/10 ■

全然変化のない画像

長いこと更新してませんでしたが、大丈夫です。ちゃんと模型は作ってます。この4月からなんとなく社会に出たので、今までみたいに時間が取れません。更新のペースも遅くなりそうです。で、ちょうど都合の悪いことにクリア>磨きの工程なので、尚のこと更新するネタがない!もしかしたら、クリアが上がるまで911は更新しないかもしれません。悪しからず。で、現状は画像の通り、変化ないですねぇ。クリアは十分に乗ったので、これから本磨きです。それにしても地味な絵だなぁ。

■ 2003/03/30 ■

まだまだ先は長い

前回、見事に縮んだデカールですが、これ以上被害を出すわけには行きません。ちょうど前回更新後の夜にLM2関連のネットミーティングがあったので、デカールに関して質問。頂いた助言を参考に、クリア濃い目で出来るだけ模型を離して吹くという方法で再度クリアにチャレンジすることにしました。本体のデカールが縮んだら、それこそ洒落になりません。慎重に、距離を置いてクリアを吹き付け。最初はクリアがかかったか、かからないか分からないくらいにしておきます。3度ほどそれを繰り返して、うっすらとクリアが乗ったら本吹き。とはいえまだ怖いので吹く量は少なめです。これをじっくりと乾燥させて再度クリア。

車番は先にお伝えした通り、#25です。PORSCHEのエースということで、ドライバーはT.Boutsen、H.Stuck、B.Wollekの3名がドライブ。#26との相違点はフロントガラス上部が青のマーキング、サイドミラーが青、夜間識別灯が緑(これってどこに付いているのだろうか?)ということで、サイドミラーをBeatの時に使ったModeler'sのMonte-Carlo Blueで塗装。ボディと同時にクリアをかけました。それにしてもまだまだ先は長い。

■ 2003/03/22 ■

縮んじゃいました

順調かに見えた911GT1の製作ですが、ついにやってしまいました。ある程度デカールが貼り終わってクリアの吹き付けを開始したのですが、縮んじゃいました。前述のRENAISSANCEのデカール、貼った感じはとても良くてかなり好感だったのですが、こんなところに落とし穴が...。被害にあったのは燃料タンク(?)に貼った"PORSCHE"の文字だったので完成後は見えなくなる部分なのですが、他の部分でも同じことが起きる確率あり。まずいです。ただ、燃料タンクに吹いたのは半光沢のクリアだったので、光沢クリアだと違うかな?クリアの濃度を濃い目にして慎重に吹くしか対策がありません。神に祈ろう。

で、画像の通りCar No.は#25しました(#25は青、#26は白)。結局当初の予定通り、ということです。#26、色が白ばかりなので作り栄えしないですよね。ドラマ性では#26の方が勝ってますけど...

■ 2003/03/20 ■

これ1枚こっきりですもう、分かるところからやるしかない、と

さてさて、ついにデカールです。競技用車はここからが本番、といったところでしょうか。一般車両と違って、これが華です。前にも書きましたが、このUT Modelsのキットは1997年のFIA-GT選手権に参戦していた911GT1 Evoなので、Re Mans仕様とは細部においてマーキングが違います。Car No.も#6ということでRe Mans参戦時のNo.(#25、#26)とは異なります。どうしようかと考えていたところ、RENAISSANCEからUT Models対応のRe Mans時のデカールが発売されていました。これを購入。Car No.も#25、#26両方が入っているのでどちらとも作れます。ただ、このRENAISSANCEのデカール、説明は白黒のコピーが1枚入っているだけ。それも大雑把な配置しか出ていないので、どこに張るか分からない、難民デカールが大量に発生しています。そのあたりは過去の雑誌やらビデオで確認するしかないのですが、とても全部は確認できそうにありません。ま、最後はなんとなく「雰囲気」で張るしかないのですけどね。

で、早速デカール張り開始。過去に競技用車ではデカールのミスを何度もやっているので慎重に張ります。いつもと違って今回のデカールは失敗したからと言って気軽に買えません。非常に高い(キットとほぼ同じ値段)ので、慎重に、慎重に。それにしても、1997年の911GT1(Porsche AG)は前年の911GT1に比べて地味目です。というより1996年の911GT1が非常に派手だったわけですが。デカールを張っていると、意外と白い部分が多いことに気がつきます。

■ 2003/03/18 ■

結局こんな風になりました

昨日、盛って削ってを繰り返したリアカウルですが、結局こんな風になりました。何とかパテの跡も消えていよいよ問題のデカールへと進めそうです。全体的なボディのバランスをチェックして何とかなりそうなことを確認。リアカウルとドアの後ろ側の間に多少大きめの隙間が出来るのですが、さすがにそれはなんともならず。それ以上のズレはなさそうです。フロントの足回りを組み込んでもフロントのカウルはちゃんとハマりました。これからデカール>クリアー>研ぎ出し...まだまだ道は長いようです。

それにしても、LM2はもう出来ちゃった人がいるんですよね。しかも同じ97年の911GT1(プライベーター仕様ですけど)。焦るなぁ...

■ 2003/03/17 ■

珍しくパテ盛り

問題のリアカウル周りの整形です。パーツは上下2つに分かれているのですが、何が問題かというとこれらのパーツ、実車では1つなのか2つなのかが分からんのです。後ろから見た写真ではフィン状になっている部分に分割ラインはありません。この部分には"PORSCHE"のロゴが入りますから分割ラインは無い方が都合がよい。しかしサイドの部分にはなんとなく分割線があるようなないような...。この911GT1、出来ればリアカウルは外れるようにしてエンジンを見せたいので、このあたりは重要です。で、結局1パーツであると判断し、2つのパーツを接着、ラインを埋めました。フィン状の部分がかなり深く幅のある溝で、多少の心配がありましたがなんとか埋まり、溶きパテで細かいキズを埋めて#1000のペーパーで仕上げ。このあたり、大雑把な作りですが911GT1の特徴でもあるのでしっかりと作らねばならないところです。写真なんかを見ても、前年の911GT1とは大きく形が違うんですよね。

■ 2003/03/15 ■

結局こんな感じいよいよボディに手をつける

ちょこちょこと触ってはいるのですが、なんか目に見えては進展してません。やる気無いのか?>自分。室内とか、エンジンとか、最後に細かいものを付けるのが苦手なんですよ。大きいのだけパッと作って、後が続かない。うーむ、困った性格だ。で、とりあえずエンジン周りを付けました。前とほとんど変わってません。マフラーのエンドを付けたくらいかな?なんとかコクピット周りのボディともズレずに済んだので一安心。このUT Modelsのキットはあちこちが微妙にズレているので、なかなか安心できません。フロントサス周りもいまいち心配。

さてさて、ここに来ていよいよボディの塗装をはじめます。普通、白いボディの下地は白のサーフェサーを使ったりしますが、今回は普通のグレーサーフェサーです。いえ、単に白サフが切れていたからですが...まあ、面白い雰囲気になるかもしれません。まずはひたすら白。これでもか、というくらいに吹きます。ただ、リアカウル周りに多少問題を抱えていて、加工はこれからです。ちょっと時間が掛かりそう。これを終えない限り、デカールには進めません。

97年のRe Mansのビデオを探していて、同時期の他のレースのビデオも見つけました。97年と言うとJTCCが事実上最後の年(翌年まで開催されますが、97年でNISSAN、HONDAが撤退し、98年はTOYOTAのみ参戦。)であり、JGTCではNSXがデビューします。特にJGTCの最終戦は見ごたえのある、素晴らしいレースでした。最近そんなレースが無いなぁ...

■ 2003/03/07 ■

あまり進展なし

日数が空いた割には進んでません。出かけたり、いろいろあったもので。地味にハンドルやらパイプやら、よく分からない小物を塗っていますが、地味すぎてお見せできるような画像になりません。悪しからず。で、それだけでは寂しいので室内を塗ってみました。室内は基本的に白なのですが、ただ白に塗っただけではメリハリがないので、下地に濃いグレーを吹き、その上から白を吹いてみました。これでちょっとでも陰影が出てくれれば。とはいえ911GT1って窓が小さいから、完成したらどの程度見えるんでしょうかね?

■ 2003/02/25 ■

結局、ロールバーを切断しました

ここのところ、エンジン画像ばかりで面白くありませんね。とはいえ、エンジン以外は全然手をつけていないのですが。前回問題になったターボ系統のパイプですが、結局ロールバーを切断。4ヶ所ある接合部を全て切り離さなくても良いことが分かったので、一部を切断してパイプを通し、再度接着。強度的にはガタガタです。ちゃんと仮組みをしてやればこんなことにはならなかったのに...一応仮組みはしたのですけどね。パイプが通ると信じてました。これが出来上がったので、ブレーキディスクとキャリパーを取り付け。キャリパーが別部品というのはこの模型が初めてです。なかなか精密に出来てます。このキャリパー、ホイールと一緒にMr.COLORのゴールドを吹いたのですが、色が気に食わなかったので上からクリアイエローを吹いています。ホイールも同様にクリアイエローを吹いたら少しはマシになりました。

■ 2003/02/24 ■

ターボ系統の取り付けで問題発生

珍しく予告通り製作が進んでいます。きっとこれから悪いことがあるに違いない。画像を見る限りあまり進んでいないように見えますが、前回のお約束通り、ターボ系統の取り付けです。ターボ系統のパイプ(ホース?)類ですが、ロールバーをかわすように取り付けられています。で、説明書の通りに作ろうとすると...パイプが通りません!試行錯誤してみたのですが、どう頑張っても無理。先にロールバーを組んでしまってから、パイプを取り付けようとすると出来ないことが分かりました。多分、正しいのはロールバーを組み立てつつパイプを通して、最後にロールバーで蓋をする、というのが正しいのではないかと...バラさなきゃ。しっかりと接着してしまったので、一部壊しながらバラします。トホホ...。TAMIYAのやつも同じなのかなぁ。

1997年のLe Mans用デカールを手に入れました。RENAISSANCEから出ているもので、1997年のPorsche A.G.仕様が作れます。No.25、No.26とも入っているのですが、さてどちらにしようか。後半まで生き残っていたのはNo.26ですが、こちらはミラーも白くて地味目。一方、No.25は早朝にスピン>リタイアで、印象の薄い車です。

■ 2003/02/20 ■

排気系統を取り付けてみました。うそ臭いほどにキラキラ

お約束通り、エンジンの排気周りを作ってみました。これまた黒下地+銀という面倒くさい方法で、その上にクリアオレンジとクリアイエローとスモークを適当に混ぜた色で焼け色を表現してみました。雰囲気出ているのかなぁ...微妙。取り付けていなかったリアのサスペンションとアームも取り付け、あとはこれの前にロールバーとターボ系統を取り付ければエンジン周りは完成です。これをシャシーに組み合わせれば、一番面倒な部分をやっつけたことになります。

エンジンの作成にあわせてブレーキやホイール周りの塗装に入りました。が、ここで問題。Mr.COLORのゴールドを吹いたのですが、なぜかエアブラシが詰まってしまいます。で、何度かうがいをさせたりしているうちに暴発しました。一面金色で下地の黒も何もあった物じゃありません。このゴールド、吹くと素晴らしく綺麗な金色になります。メッキしたみたいです。でも、これじゃ車には使えません。スモークか何かを吹いて、汚さないとだめだろうなぁ。折角、縁を残すようにマスキングしたのですが、全然効果なしですね。

■ 2003/02/15 ■

補器類をつけて、リアサスを組みました

911GT1はミッドシップ型競技用車の例に漏れず、エンジン、ミッションとリアサスが一体となっています。ということで、前回に引き続いてエンジン/リアサス周りの作業を進めます。サスアームとシャフトを取り付けて、それらをブレーキの基部で受けます。UT Modelsのキットですが、中途半端に精密に出来ているのか、取付け用の凹凸が微妙にズレていて、嵌りそうで嵌らないところが多数。とりあえずは丸いヤスリで穴を大きめに広げて何とかしていますが、サスアームは上下で多少長さが違うのか、ちょっと歪みが...。無理やり引っ張って接着したのだけれど、大丈夫か心配なところ。次は排気系をやっつけてしまいたいのだけれど、さて上手く行くか。

今年もちょっとだけLe Mansの話題が聞かれ始めました。今年はどうやらAudiのワークス参加はない、ということでAudiは車両提供のみ。とはいえ圧倒的に強いことは間違い無いみたいです。ワークス参加はBentleyのみ?という状況のようで、LM−GTPが総合優勝するかもしれない、という密かな期待が出来そうです。にしても、Le MansでGTが活躍する日が来るのはいつの日のことでしょうか。

■ 2003/02/02 ■

水平対抗(Boxer)エンジンです。市販型と多くのパーツを共用します。

このUT Modelsというメーカー、韓国だか中国だかの模型メーカーだったらしいのですが、正直あちらのメーカーと言うとどうも「なんじゃこりゃ?」的なイメージがあり、911GT1も正直期待していなかったのですが、意外や意外結構パーツの作りも精巧です。実車のエンジンの写真と見比べても、再現力はかなり高い。これは作る気にさせます。模型ではカウルを開ける形式にはなっていないもののエンジンパーツがしっかりとあります。ということで実車の写真とにらめっこしながらエンジンルームの作成です。ポルシェと言えば水平対抗エンジン、ということで911GT1も例外に漏れず水平対抗エンジンです。まずは巨大な水平対抗エンジンのブロックの作成。Lancer Evo.5の作成で気が付いたのですが、やはり模型は下地の色が重要ということで、今回エンジンブロックは黒下地+銀という吹き方にしてみました。しかも本塗装の銀は極力薄く、荒く吹いて下地の黒を生かします。ちょっと重みが出れば狙い通りといったところ。

1997年のLe Mans。懐かしくビデオを見なおしました。このころの車はGTカー主体とあって、やはりいまのLe Mansとは随分雰囲気が違います。97年と言えばNISSANが満を持して送りこんだR390GT1が初陣を飾るわけですが、結果は皆さんご存知の通り。そしてPANOZ GTRもこの年のデビュー。奇妙な格好のFRマシンです。良い時代だったなぁ...とすっかりAudiの一人舞台になった最近のLe Mansを見て思うのです。

■ 2003/01/21 ■

911GT(手前)と911カレラ(奥)

"みっくる"&"おきらく模型館"の共同企画で、"Le Mansギャラリー2"が開催されるということで、当工房も参加することにしました。Le Mansというレースはカーモデルを作っている人なら誰でも1台くらい、"これは作ってみたい!!"というクルマがあるであろう、不思議なレースです。Le MansにはLe Mansの規定があり、Le Mansにしか出てこない車があるという、かなり限られたレースですが、それでもレースの魅力が尽きることはありません。Le Mansには数多くの名車があります。一世を風靡したFerrari LMやPORSCHE917、日本車唯一の勝利を挙げたMAZDA787B、TOYOTA GT-One。しかし、私にとってLe Mansで一番印象に残っている車はそれらとは違い、勝利はおろか表彰台に上がることさえ出来なかった車、1997年のPORSCHE911GT1なのです。前年、究極のGTカーとしてデビューした911GT1の改良型として、勝利に最も近いところにいた車。しかし、#25は夜半過ぎにトラブルからリタイア、#26はトップを独走しながら残り1時間40分というところで炎上。結局全滅してしまった悲運の車です。1997年はLe MansがGTカーによって華やかに彩られた年です。この年、NISSANはR390GT1を3台送りこみ、McLarenはF1-GTRの改良型を6台、PORSCHEは96年型のGT1を6台と97年型を2台持ちこみます。PORSCHEとしては前年に逃した総合優勝をかけて万全の態勢だったのですが...結果は先に紹介した通り。PORSCHEの野望は翌98年に改良型(とは呼べないほどに変形してしまった)911GT1によって成されます。しかし、私は衝撃のデビューを果たした96年型よりも、総合優勝を果たした98年型よりも、この悲運の97年型が好きです。

さて、この97年型PORSCHE911GT1ですが、模型ではあまり見かけません。TAMIYAからは96年型のGT1が発売されており、デカールも多数用意されているため97年のプライベーター仕様を作ることも可能です。しかし97年型は993と呼ばれる96年型のフロントマスクとは異なり、996/986と呼ばれるフロントマスクのためTAMIYAの改良だけでは作れません。また細部においてもかなりの箇所が96年型とは異なります。そんなことで97年型のPORSCHE911GT1のキットを探していました所、UT Modelsというところから発売されているPORSCHE911GT1のキットを見つけ、購入(このUT Modelsですが、残念なことに既に倒産しているようです)。キットはLe Mans仕様ではなくFIA-GT選手権仕様のようですが、とりあえずキットがあるだけマシです。ということで、早速製作に取りかかります。

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