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FERRARI F50(1/24:TAMIYA)

日記をスタートから読む

■ 10/13 ■

何とか完成。Ferrari2台。今年はこれでHMEに参戦です。

ということで、なんとかF50も完成しました。リアのエンジン周りを作った後は、本体をシャシー(アンダーパネル?)に取り付け。その後、エンジンカウル、フロントバンパーなど全体を組み合わせて出来上がり。なんとか形になってくれて、ほっと一息、というところです。

さて、これで我が家からLa Festa Rossaに出展するFerrari3台は完成しました。12気筒5リッターマシンが3台。どれもFerrariの本筋を行く大物と言えるでしょう。F50に関しては当初の印象通り"中途半端"な感の否めない、ある種の不幸な車という認識はついに変わりませんでした。それはクーペとオープン、2種類のボディが製作可能なキットの内容からも伺うことが出来ます。ただ、F50の価値や意味合いを評価するにはまだまだ時間が足りない、というのも事実。あと10年、20年という月日が経ってこそF50の存在というものが評価される日がくるような気がします。

さあ、HMEまであと少し。当工房も残るカニ目の完成に全力を尽くします。

完成品はこちら。

■ 10/12 ■

リアブレーキランプカーボン塗装ってやつをはじめてやってみました(ひどいピンぼけだ)

これも懸案のリアブレーキランプをやっつけます。F50のリアブレーキランプ周りは単純に丸型のランプが4つ、というだけでなく、リアの網状のパネルも作らねばなりません。で、この網状の部分をTAMIYAはよりにもよって透明パーツ(!)で作れと。正直なところ、何色でどう塗って良いのか...。説明書には黒で塗れ、となっていますが単に黒に塗っただけでは何がなんだか良く分からないし、かといって網目なんて塗れないし...。結局薄く黒を吹いて終わりにしましたが、なにか違う感じ。どうしたら良いのでしょう?

残る最大の懸案は、エンジン上部のパーツです。一体何のパーツか知りませんが、エンジンのカウルから直接見える、カーボンで出来たパーツ、ということで説明書ではカーボンのデカールを貼るように指示されていますが、こんなものにカーボンのデカールなんて貼れるわけがありません。説明書は無視して、カーボン塗装を行います。ベースに半ツヤの黒を吹いておいて、乾燥させてからストッキングで全体を覆い、黒鉄色とシルバーを1:1で混ぜたものを軽く吹きます。ストッキングを外すとなんとなく縞模様がついているので、その上からクリアイエローを吹いて出来上がり。以前から話には聞いていたのですが、今回初めてやってみました。曲面やら細かい部分が多いものには使えそうな手です。

■ 10/11 ■

ドアミラー

いよいよこの週末がHMEに向けての最後の攻防です。あらかた形の出来てきたF50ですが、細部に様々なものが付きます。この作業がいつも面倒なのですが、ここで一気に片付けます。その最大の懸案がドアミラー。いつも面倒で後に回してしまうところです。F50のドアミラーは他のTAMIYAの物と違い、ミラー面の裏側も中空ではなく、面になっています。そしてそこにシルバーのシールを張る、というちょっと他とは違った形式。簡単そうですが、微妙に曲がってしまって上手くいきません。張り直しをしようと思ったらミラー面が傷つくので目を瞑ることにしました。作業が雑なのはいけませんね。

■ 10/10 ■

6月完成のブレーキディスクインパネは色を間違えましたこれでだいぶ車らしい格好

怒涛の製作日記更新です。切羽詰ったF50もそろそろ形になってきました。前回でバンパーやカウルまわりが出来上がったので、タイヤを付けて車の形にします。F50も普通のTAMIYAの模型同様、ブレーキディスクの内側にポリキャップをはめてホイールの軸を受ける形式のタイヤです。説明書ではホイールは初期段階で取り付けるように描かれていますが、ホイールのアライメントが狂うのが嫌で、この段階でホイールの感じを見ながら削って、アライメントを調整します。このブレーキのディスク、6月の段階ですでに出来上がっていたのですがやっとここで登場です。左右があるのですが、さすがはTAMIYAの模型、ホゾのサイズが左右で微妙に異なり、左右を間違えると入らないようになっています。...ということが分かるのも、左右を間違えたからです(笑)

続いてインパネです。これも9月にカーボンデカールを貼ってあったものです。が、何か変なことに気が付きました。...これ、色間違ってます。本当はグレーなんですね。全部半ツヤの黒で塗ってしまいました。もちろん今更どうしようもありません。このまま行きます。F50のインパネはフロントガラスのパーツに取り付けて、そのままボディに取り付けるようになっています。ガラスのパーツがボディの隠れていて、しかもスペースが無いから仕方が無いような気もしますが、なんだか慣れないので変な感じです。ガラスにはボディ同色で塗られたルームミラーも取り付け。

前後にブレーキディスクがつき、ホイールをはめられるようになったことで、なんとか車らしく見えるようになってきました。まだ細部に詰めなければならないことは沢山あるのですが、先が見えてきました。この週末が勝負です。

■ 10/08 ■

スーパーカーらしい羽根が付きました。フロント周りにも網が入りましたフロントウインドウも塗装完了

エンジンも乗っかって、F50も車としての形がだいぶ見えてきました(私にだけね...)。いよいよここからは地味な、かつ手間の多い作業がメインとなってきます。まず、製作当初に作業がし難い、ということで勢いに乗って切り飛ばしたリアウイングを取り付けます。もともとくっついているものを切り飛ばしたのだから、付いて当たり前と思うかもしれませんが、切った際には切り代があるのでウイング自体は若干長さが不足しています。真鍮線を通すなど考えたのですが、ちょっとパーツを歪ませたら付く範囲だったので押さえて接着。何ともないようです。それにしても、予想はしていたのですがウイングとエンジンフードのパーツの色が違う...

フロントバンパー周りの開口にも網が入りました。模型の方ではクリアパーツを塗装せよ、となっていますが上手く行くわけがないので、さかつうの"黒い金網"で置き換え。ついでに網にキット添付のメタル跳ね馬を取り付けます。その上のサイドマーカーは塗装しきれないのでメタルック。これに透明パーツを取り付けます。

F50のフロントウインドウは面倒なことに表裏両面から黒で塗装する必要があります。2回手間をかけながら塗装完了。これでインパネと組み合わせれば、インテリアはほとんど完成です。

■ 10/03 ■

まずはこんな風にエンジンを置きます...で、エンジンをひっくり返すのですが、なかなか難しいこれでマウント完了。下から見ると、なんか間抜けですこれで一段落。大いなる前進です

さあ、F50最大の難工事、エンジンのマウントです。そもそも最初にモデルを見た時に"どうやってエンジン入れるんだろう?"と思った部分ですが、なんともアクロバティックな方法でエンジンをマウントするのです。詳しくは画像で説明しましょう。基本的には"ひっくり返す"わけですが、まずはこんな感じにエンジンを置きます。赤いラインのようにエンジンをひっくり返してマウントすることになります。

で、注意深くエンジンを動かすわけですが...そもそもリアカウルにはカーボン調のデカールが貼ってあるので、これを破らないように慎重にひっくり返します。エンジンを壊さないように、デカールを破らないように...誰だよこんな方法考えついた奴!(笑)

これでマウント完了です。完成すると普通なのですが、なかなか大変な方法です。下にはシャシー(というかアンダーパネル?)が付くので、この角度から見られることはないので良いのですが、間抜けな雰囲気です。

いよいよF50の製作も佳境に入ってきました。エンジンを取り付けて、見た目にもかなり製作は進んだように見えます。細かい作業をリストアップすると、リストを見ただけで気が遠くなりそうですが、少しずつ終えてゆくしかないのですね。早く車に見えるようにしたいものです。

■ 10/01 ■

黒いラインが入りました
いよいよ10月です。HMEの月です。何で毎年この時期にならないと力が入らないんでしょうかね?前々からちゃんとやっておけばよいものを...。なんだか切羽詰っていた去年よりも大変な状況です。

追い詰められているF50ですがボディはとりあえず何とかなりつつあり、細部に手を加えます。F50にはフロントからボディのサイドにかけて、黒いラインが回り込みます。細い線なのでどうやって塗装しようか考えましたが、結局マスキングしてエアブラシ。慎重にテープを剥がすとちゃんと塗れてました。これからはこんな風に手間がかかる割に進歩が少ない作業が増えるはずです。あと少し、時間もあと少し。

■ 09/27 ■

インパネ作成
地震、ホントにびっくりしました。朝方グラグラと2度程来ましたね。幸い作成中の模型には被害が無かったのですが、S800Beatは棚から転落、S800の方はダメージが大きすぎて修復不能です(T_T)。しかし、地震にもめげていられないので作成続行です。F50はボディも良い感じになってきたので、いよいよ全体をまとめられそうな感じになってきましたが、そうなると内装が全然出来上がっていません。内装の問題はカーボンデカール。貼ってみるとなにか違う感じですが、今更そんなことも言ってられません。とにかく貼ります。ということで、インパネ周りを組み立て。インパネには横一線にカーボンデカールが入る、ということで貼り付け後、蒸しタオルで馴染ませます。単純なように見えて意外と湾曲しているのでしっかりと貼り付け。これにステアリングを付ければインパネは完成です。

■ 09/25 ■

ボディ磨きあがり
さて、TESTAROSSAも完成し、残るFERRARIはこのF50だけです。一番肝心な奴が最後とは...締め切りに間に合うか心配です。なにせ3台の中では一番嫌いな車ですしね...とは言わないで作らないと。F50は現在、ボディを仕上げたところです。現代FERRARIのモデルに言えることですが、とにかくボディを磨くのが大変です。鋭角に尖っている所やフィン、ルーバー状になっている部分が多く、すぐに角が出てしまいます。F50もそれらの修正で何度色を吹いたか分かりません。まだ甘い部分もありますがとりあえずこのあたりで。でないと、いつまでたっても終わりません。

■ 09/05 ■

フロントサスはここに付きます
MYTHOSも一段落ついて、TESTAROSSAも完成間近、ということでいよいよF50に本腰を入れねばなりません。ただでさえペースが遅れ気味ですから、頑張ってプッシュしないと。現在のF50ですが、リアのエンジン周りは再三お伝えしている通り、ほとんど出来上がっています。室内はシートとベースとなるパネルが出来ている程度。フロントサスは室内のベースに取り付けなので、ベースを塗り上げてから組みます。F50の場合、なぜかシャシーとなる板ではなく、室内のベースの先が延長されていて、それにサス関連のパーツを取り付けるようになっています。で、取り付けてみるとステアを切った状態で引っかかりがあります。現段階ではブレーキディスクを取り付けていないので、これを付ければ何とかなるでしょう。

ようやく磨きはじめです
一方、面倒で面倒で仕方の無い磨きですが、やっと最初の工程です。F50はとにかく凸凹が多く、そのほとんどが狭い部分なので大変です。一体、どのくらい綿棒を使うことになるのやら、見当もつきません。

■ 08/24 ■

シート
相変わらず進んでいないF50ですが、地味に少しずつ進めます。普通の車と違い、F50はシートも何やかやと手が掛かります。F50のシートは座面とサイドで色が違う、ということでベースにピンクサーフェサーを吹いてから座面を吹きます。これはボディと同色。つや消しクリアーでツヤを抑えてからマスキングし、半ツヤブラックを全体に吹き付けて出来上がり。これはまあまあ上手くいったほうかな?

■ 08/14 ■

カーボンデカール
F50ですが、ボディの各所にカーボンが使われています。FERRARIを代表するモデルですから軽量化のために随所にカーボンが使われるのは分かるのですが、これを表現するためにキットにはカーボン目地を表現したデカールが付属します。...貼るんですか、そうですか。ということでデカール貼りです。他のWebを見ると、塗装で表現したり、いろいろな方法を使っているようですが、当WebではTAMIYAのいう通りにデカールを貼ることにしました。ま、程度の悪い挑戦です。多分、綺麗には出来ないような気がしますが、まあ何とかやってみましょう。ということで早速ドアの内張りですが、思った以上に凸凹していて貼り難いです。

■ 08/03 ■

ホイールの塗装
ボディの塗装のほうはそれなりに進めているのですが、さすがにFERRARI3台ではボディの塗装も飽きます。ここは気分転換にホイールを塗装してみました。画像などを見る限り、F50のホイールはごく普通のアルミ色(普通でないほど大きいですが)のようです。キットではありがた迷惑なメッキですが、これをまずは剥がします。剥がし方はいつものブリーチ漬け。これで簡単にメッキは剥げ落ちます。塗装はまず下地に半ツヤブラック。これにシルバーを吹いて仕上げます。シルバーを吹き過ぎないようにして多少黒っぽくするとそれらしい感じになります。が、こんな風になっているF50のホイールって見たことが無いんですけどね。エンジンなんかも同じようにしているので、まあ良いかと。

■ 07/24 ■

ボディ塗装3回目
7月は十勝24時間耐久の月。だから毎年模型も捗らないのです。などと言い訳をしつつ、F50です。ボディのほうはちょっとづつ塗装を始めて3度目のボディカラーです。MYTHOSの方でも予告した通り、F50はModder Redで塗装してみました。クレオスのModder RedとSuper Italian Redはともに鮮やかな赤で、キャップを見る限りではその違いが分かりません。で、MYTHOSの方は名前に惹かれてSuper Italian Redを使って見たのですがどうもしっくりこないんですよね。F50に吹いたModder Redはというと、Super Italian Redに比べて朱色っぽい色です。Lancer Evo.5に使ったShine Redよりは赤い感じで、イメージしていたFerrariの色にぴったりです。...ただ、聞いた話ではMYTHOSはいかにもというFerrari色で、一方F50はそれよりも鮮やかな赤、ということなのでちょうど逆になってしまったみたいです。あらら...やってしまったものは仕方が無い。このままで行きます。で、ボディカラーは3度目の塗装なのですが、赤という色は隠蔽力が弱く、なかなか均一な色になりません。よく見るとなんだか濃かったり薄かったりで斑が見えます。塗り重ねて均一な色になると良いのですが。

■ 07/06 ■

ドライブシャフトなど追加
えー、やっぱりエンジンをやってます。ボディの方はいろいろやっているのですが、まだお見せできるほど作ってませんのでそのうちに。エンジンの方は、前回エンジンブロックが出来ましたので、ドライブシャフトやサスペンションなど足回りの作成が中心です。とはいえ、このあたりはそんなに他のモデルと違うところはありません。意外だったのはドライブシャフトとブレーキディスクの受けが一体で成形されていたこと。これならアライメントの狂いは少なそうです。が、これでも失敗することもあるんだろうなぁ...なんて考えるとやってしまいそう。

■ 06/24 ■

ついにV12エンジン完成
別にF50が嫌いだからといって、作っていなかったわけではないのですが、他の2台に比べてあまり作業が進んでいません。というのも実はエンジン部分の作業にかなり手間を取られていたのです。このF50のV12エンジン、塗装にかなり手がかかります。これだけ細かい部品にも関わらず、塗り分けがかなり細かくなっています。で、ここのところすっかり筆塗りをしなくなってしまって、このエンジンもすべてマスキングで塗り分けて仕上げました。エンジンブロックの大半をマスキングテープで覆って、細部はテープを細く切って貼り込み。で、ちょっと吹いたらテープを剥がして別の部分の作業...。これを延々繰り返し、やっとここまで来ました。途中、テープを剥がす際に勢い余ってロッドを折ること1度、たったの3パーツの組み合わせにここまでかかるとは。で、早速前に作った排気管関連を取り付けると、まあまあの出来かな、という感じになりました。それにしても、正直こんな作業はうんざり。ボディのほうも全然進んでません。

■ 06/12 ■

お約束のブレーキディスク加工
考え中のまま、一ヶ月も過ぎてしまいました。F50は相変わらずあまり進んでません。とりあえず、ブレーキディスクはお約束の穴あけ加工後、ハンドピースで塗装。マスキングが面倒なのですが、メタリックの塗料は吹き付けでないと均一に塗れません。もう筆では塗る気がしないのですが、どんどん下手になっている予感。

なんとも冴えないフロント周り
一方のボディです。ピンクサーフェサーを吹いたまでは良かったのですが、そこから進んでません。MYTHOS by PININFARINAの進み具合を考えながら、順次ボディの塗装に進むつもりです。

■ 05/12 ■

相変わらず、こんな塗り方です
MYTHOS by PININFARINATESTAROSSAのエンジンばかり進んでいますが、F50も手をつけていないわけではありません。パーツ点数の割に塗り分けが非常に面倒なエンジンブロックを横目に見ながら、とりあえずは排気管の加工です。といっても成型時に出来たラインを消すのが主ですが、排気管にこれらのラインがあるととても見劣りします。で、これらを必死に消して下地黒+シルバー。そして911GT1の時のやり方で排気管の焼けた雰囲気を出します。焼けたというよりもなんだかヤニっぽい感じになったのでクリアブルーでも追加してみようか、と考え中。

■ 05/04 ■

切ってしまいました
ということで、前回の日記で検討していたリアウイングですが、今後の作業を考えて切断しました。ウイングの下部の作業性が悪すぎるので、切断して作業後にまた接着するつもりです。切り取りは以前Beatで使ったカッティングソーを使い、切り取りによる被害を最小限に押さえます。切り取るときにあまり幅広く削ってしまうと、再度取り付けの際に着けられない、ということが起こります。とはいえ、結構幅が足りないようですが...何とかなるでしょう。

■ 04/30 ■

削りにくい...
いつも通り、F50の製作もライン削りから始まるわけですが、F50はボディのパーツが大きなもので4つに分かれています。丹念にラインを追いながら#400のペーパーでゴリゴリと削ります。360ModenaやTESTAROSSAと違い、F50には空力的な付加物、リアウイングが付いています。で、この部品ですがなんとリアのボディと一体で成型されています。成型ラインがウイングの下にあるわけで...これは削りにくい。とはいえこれを削らねば酷く醜い状態になること必至。小さく切ったペーパーを押し込んで何とか削ります。しかしこの後、磨くことなどを考えると...いっそリアウイングを切り取った方が作業は楽なんじゃないだろうか?パーツ数が多いので、未だライン削り中。

■ Prologue ■

FERRARIには通常販売されている8/12気筒のモデル以外に少数販売されるモデルがあります。それらはかの有名な250GTOのようにレースのために作られたモデルもあれば、特別な祝い事のために発売されることもあります。今回当工房が製作するF50はFERRARIの50周年を記念して350台が製作された特別なモデルです。そして同時にFERRARIが世界最速の座を取り返すために作られたモデルでもありました。F50が発表される10年前、FERRARIは40周年を記念したモデルF40を世に送り出しました。圧倒的な性能を持ってF40は世界最速の座に君臨し、数々のレースを制してきました。またロードゴーイングカーとしても素晴らしい評価を受け、当時最高峰を極めた車として名を残しました。それから10年。さすがにF40では並み居る強豪に敵わなくなったころ発表されたのがこのF50です。それはまるで公道を走るFormula-1でした。

今回、当工房ではF50の他にMYTHOS by PININFARINATESTAROSSAとFERRARI3台を製作するという暴挙に出ましたが、これは今年のHMEの企画展示に向けてのことです。当工房が音頭を取りまして"La Festa Rossa"と題した企画展示を行います。実は主宰はF50という車はあまり好きではありません。発表当時、なぜこんな中途半端な車を作ったのかFERRARIの真意が分かりませんでした。そして今、その思いはより強いものへと変わりつつあります。F50は時代の中で忘れられようとしているように思えてなりません。F40ほどの必然性もなく、レースで勝利することもなかったFERRARIの最高峰。"ENZO"が発表されたことでもはや最強のFERRARIでもなく、時代に取り残された過去のモデルとなってしまうのでしょうか?

モデルはTAMIYA。F50が発表されるといち早くリリースされたものです。キットの内容はごく標準的で、部品点数もそれほど多くはありません。今回、当工房ではこれを"オープン状態で見ても見苦しくないもの"にすべく、製作する予定です(いいのか?そんなこと言って...)。

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