1995年にFerrariが発表した当時最速のスーパースポーツ。Ferrari創業50周年を記念し、350台が作られた(実際はそれより多かったらしい)マシンである。Ferrariといえば同社の40周年を記念したF40というスーパーマシンがあるが、1995年頃にはMcLaren F-1やDiabloなどに最速マシンの座は奪われていた。F50はこれを取り戻すべく企画された感が強い。ボディ形状はクーペとオープン。エンジンは当時のFormula-1のデチューンという常識を逸する高性能マシン。しかし、F40とは違いレースシーンでは目立った活躍も無く(Evoモデルは2台作られたらしいが...)"ENZO FERRARI"がデビューした今、F50は一体何のために存在したのか疑問でならない。人々の記憶から忘れ去られた後、F50の真価が問われるだろう。
TAMIYAが発売したFerrariモデルの一つ。クーペ形状とオープン形状が選択出来るタイプの模型である。Formulaマシンもどきのエンジンも細かく作られており、製作は困難を極める。細いパーツを折ること数回、やっと完成したエンジンも見える部分はほんの少し。正直、あまり好きなタイプの車でもないことからイマイチ乗りきれず、しかし出来上がりには不満はあまり無い。デカールで表現されたカーボン目地はあまり良いものとも思えず、何とかならないものかと思う。...結果的にあまり良いことの書けないモデルではあるが、Ferrari3台の中では一番上手くいったのではないかな？
La Festa Rossa出展モデル。